理事長所信

 

第38代理事長 大野 達也

「はじめに」

 「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

青年会議所活動には様々なチャンスがあり、その機会を“生かせる”かどうかは自分次第であります。青年会議所では1年毎に役職が変わります。できるようになってから役職を受けるという事ではなく、今まで経験のない役職に「挑戦」することで、新たな視点を持つことができ、新たな経験をし、自分自身を成長させる機会を造り出すことができます。我々は、家族の時間、仕事の時間、自分の時間、全ての人が共通して持つその当たり前の時間を割いて青年会議所活動をしています。目の前にあるチャンスをどのように捉えるか、その捉え方一つで成長のスピード、学びが違ってきます。我々が、JAYCEEとして活動できる時間は40歳までと限られています。

青年会議所活動ができる今を全力で駆け抜けましょう。このかけがえのない同志、過ごした時間を意味ある機会とするのは自分たちである。今こそ自らを変える時なのです。

 

 

「会員拡大」

我々青年会議所会員は20歳から40歳までの限られた期間の中で活動しております。当然ながら40歳に達すると卒業となり、それは新たな仲間を積極的に迎え入れ続けなければ、会員数が減少していくことを意味します。しかし、ただ会員数が減少するから新たな同志を欲しているわけではありません。青年会議所の運動を共有でき、自らの成長を求める青年経済人を同志として迎えていくことが重要です。その為に会員一人ひとりがネットワークを張り巡らし、我々の想い・考え・熱意を発信していかなければ、想いを共有する同志を迎え入れることはできません。我々に魅力がなければ(一社)豊明青年会議所の運動は色褪せ衰退し、ひいては解散に追い込まれる可能性もあります。会員拡大こそ青年会議所唯一の営業であり永続的に継続していかなければならない活動であることを自覚し行動しなければなりません。皆様は、自らが営業活動を行うにあたり、知識もない状態で、自信もない商品を紹介するでしょうか。我々は「明るい豊かな社会」の実現の為に運動している団体です。目標の為に柔軟に対応していける団体です。決められた手法はない。一人でも多くのJAYCEEを迎え入れていくことに「挑戦」して参ります。

 

「豊明の未来を切り拓く」

日本は今、地方創生を掲げており、地域は自らの力でその特色、資源を活かし、知恵を絞って発展していかなければなりません。また今後多くの地域で人口減少や経済規模が縮小していくと言われております。それは豊明も例外ではないかもしれません。本来、地域の問題を知っているのはその地域であり、維持、発展させていくのはそこに住む市民の皆さんであります。だからこそ、豊明市民が当事者意識を持ち、自分たちに必要なものは自分たちで作り上げていくという自立した姿勢が必要です。その為に、我々は率先して行動し、市民を巻き込んで、豊明という地を盛り上げていくという責務があり、それが我々に求められていることではないでしょうか。豊明の未来を切り拓く為に、信念と覚悟をもって核心をついた運動が展開できるよう「挑戦」して参ります。

 

 

「輝く青少年の育成」

変化の激しいこの時代を生き抜く子どもたちが輝いていく為には、様々なことに対応していける力の育成が必要であると考えます。子どもたちには恐れずにあらゆることに「挑戦する心」を培ってもらいたい。そして、その心で失敗を恐れずに「挑戦」していく経験をしてもらいたい。その経験値こそが今後の人生を生き抜く力となっていくと考えます。今我々が行っている活動・運動は、すぐに目に見える形で現れるものではないかもしれませんが、(一社)豊明青年会議所だからこそできる青少年の育成に情熱をもって「挑戦」して参ります。

 

 

「人財育成」

我々は地域の様々な問題と向き合う責務があります。(一社)豊明青年会議所が地域から必要とされる魅力ある組織である為には、まずは私たち自身が魅力的な人財である必要があります。また社会の中においては、刻々と変化する情勢の中で自ら率先して行動するリーダーの存在が求められます。激動の変化にも対応できる順応性を備えたリーダーを育成する事も我々に課せられた責務であると考えます。魅力ある団体として永続できるように青年会議所の魅力や意義を学び、それを後輩に伝え、組織の根幹となり地域のリーダーとなる青年経済人を育成することに「挑戦」して参ります。

 

「総務・渉外」

我々が運動を発信するには我々自身がどのような目的のために運動を行うのかという理解とそれに対する事前準備が必要となります。会員が共通する目的意識を持たず曖昧な考えのもと活動することのないよう、全会員が一致した目的意識を持ち、方向性を失わず青年会議所運動に参画できるよう「挑戦」して参ります。また青年会議所は、愛知や日本だけでなく世界中に広がるネットワークを持ち、社会的、国家的、国際的な責任を自覚しながら活動できる学び舎であります。出向というシステムを最大限に活用し、スキルアップを図りながらそこで培った情報や手法等を積極的にLOMに還元していき大切な財産としたい。一方、出向はLOMの支援がないと成り立ちません。出向者が出向先で大いに成長できるようにLOM全体でバックアップしながら、共に成長していくことに「挑戦」して参ります。

 

「凡事徹底」

我々は毎月、決められた日に例会、諸会議等を行っていきます。この例会、諸会議等へ対する姿勢を今一度振り返る必要はないでしょうか。時間厳守はもちろんですが、遅刻等の連絡も仕事と同様にできているでしょうか。日々行っている行動が歴を重ねるごとに勝手な青年会議所の常識になってはいませんか。その常識は世間から見れば非常識ではありませんか。

今一度、原点に戻り「当たり前の事は当たり前にする」という認識を持ち、それを1年間徹底していくことに「挑戦」して参ります。

 

「感謝の念い」

「感謝の念い」を常に持ち活動していくことが重要であります。支えてくれる家族や社員、先輩諸兄姉、青年会議所活動にご理解、ご協力を頂いている関係各位がいるからこそ、我々が青年会議所活動に取り組むことができていることを忘れてはなりません。常日頃から身近で支えていただいている方々へ己の成長を示しその力を還元することは、恩返しであり感謝の表れとなります。家庭や社業が不安定であれば、青年会議所活動に邁進することなどできないことは明らかです。時間とお金を割くことができていることに「感謝の念い」を持ち、謙虚な気持ちで活動して参ります。

 

「結びに」

時代を乗り越えるのは、その時代を生きる青年の使命である。我々になにができるのか問うていこうではありませんか。全ての力が結集し、最大の調和が成された時、明るい豊かな社会が実現すると信じております。今日まで(一社)豊明青年会議所の精神として受け継がれた襷を受け取るものとして、全身全霊をかけて理事長職を全うすることを心よりお誓い申し上げ、2017年度の理事長所信とさせて頂きます。

 

2017年度基本方針

 

・本気の会員拡大

・挑戦する心を培う青少年育成事業

・地域のリーダーの育成

・目的意識の明確化と方向性の統一

・感謝の念い

 

「(一社)豊明青年会議所 2017年度 スローガン」

 

挑戦

〜自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ〜